ITmedia NEWS >

800万画素でも十分――サクサク撮れて楽しい「INFOBAR A02」のカメラ荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2013年03月18日 17時44分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

エフェクト写真が面白い

 で、明暗両方を生かしたいと思うとHDR撮影の出番である。

 左上のカメラアイコンをタップすると、撮影モードを変更できる。基本は「シーン(通常)」で、シーン選択をするとさまざまなシーンを選べるし、さらにHDR、パノラマ、グループ写真(残念ながらグループを作れるほどの被写体がいなかったので作例なし)などが用意されている。

 で、さっきの赤レンガ(風)郵便局でHDR撮影してみる。

photo ややHDRならではの不自然さは出るものの、空も青く残ったし、レンガの壁も明るく。でもこのくらい極端にかかってもいい

 HDRに続いてパノラマ。Xperiaのスイングパノラマのようにカメラを動かしながら自動撮影、ではなく、カメラを動かすと、ちょうど前の写真とつながるような方向で枠が表示されるので、枠を中央におくと1枚撮影、さらに動かして次の枠で1枚撮影、と数枚撮影してつなぐ。この方式だと、画像を上手にゆがめないとうまくつながらないのだが、案の定、ちょっとカクカクしたりずれてるところがあって残念。

photo フィールドやスタンドの端が滑らかにつながってないのが残念

 では通常撮影モードの話に戻る。設定ボタンをタップすると細かい設定ができる。

photo 設定画面

 ここで、ISO感度、ホワイトバランス、サイズ、連続撮影のオンオフ、顔検出などが可能だ。そして右下にある青い●。これがエフェクトモード。エフェクトは全部で15種類ある。

photo 多彩なエフェクト。エフェクトによっては色合いを変えたり、コントロールする範囲を変更したり、強度を変えたりできる

 面白そうなものを10個ほど。

photophotophoto これが普通に撮った元写真(写真=左)。歪み。中央を凹ませたり、このように魚眼風に膨らませたり(写真=中)。ビネット。周辺を暗くするんだけど、この大きさを変えることもできる(写真=右)
photophotophoto こちらは周辺をぼかす機能。ぼかす範囲やぼかしの中心を変更できる(写真=左)。ドット。ドットのサイズは変更可能(写真=中)。モノラル。色合いを選ぶことができる(写真=右)
photophoto カントリー。カントリー調?(写真=左)。ビンテージ寒色。寒色系で明るさを抑えた渋い感じに。ほかに、ビンテージ暖色やノーマルのビンテージがある(写真=右)
photophoto ネガポジ反転(写真=左)。ポスタリゼーション。イラスト風になる(写真=右)

 最後は動画。フルHD動画を撮影できる。MP4形式。

 で、動画中に静止画を撮れる。それも16:9ではあるがフルサイズで撮れるのだ。上下がトリミングされるので6M相当ではあるのだけど、動画撮影中もこのクオリティで撮れるのは素晴らしい。

photo 動画中に撮った静止画。ただし上の動画とは別

 これはいい。

 もうひとつ、スローモーション動画も楽しい。サイズは小さくなるが、いわゆるハイスピード動画。超高速で録画して通常の速度で再生することでスローモーションを楽しめるのだ。あくびの瞬間を撮ってみた。肉眼では見逃しがちな、あくびの後のペロリもちゃんと撮れております。

 スローモーション動画は撮ったあと、必要なところだけカットして保存するのがお勧め。

photo

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.