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第30回 花とマクロとピントの関係:今日から始めるデジカメ撮影術(3/3 ページ)
花はどこにでもあって季節を感じさせてくれるので、さっと気軽に撮るにはちょうどいい。今回は、ふと出会ったきれいな花を手軽に美しく撮るコツをお伝えしよう。
では何枚かスイレンを撮ってみよう。
4倍ズーム機のテレ端で撮影。こういうアングルだとピントがどこに合うかが問題だが、うまく中央に合ってくれた。実は右手にカメラを持ち、思い切り池の端から手を伸ばして撮った写真。液晶モニターを見ながら撮るおかげで、こういうムチャな撮り方ができるのはデジカメのいいところだ
さてマクロで近寄って撮るとき気をつけねばならないことが1つある。それは「太陽」。数センチまで近づいて撮ろうとすると、「自分自身やカメラの影が花に落ちてしまう」のだ。
これだけは気をつけよう。ちょっと離れて望遠側で狙ったり角度を変えたりして、太陽と花の間に自分が入らないよう注意すべし。多少横や半逆光くらいで撮った方が、花びらの陰影がはっきりして立体的に写るという面もある。
とまあこんな感じである。ほかにも花を撮るコツはいろいろあるが、あまり型どおりに撮ってもつまらないだろう。
では最後におまけのカットを1枚。
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