第67回 料理とマクロと美味しさの関係:今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)
おうちで、お店で、いわゆる「グルメだからおいしいと思ったものは写真に撮りたいの」って人のみならず、「ブログ用」「レシピ用」に撮るなんて人もすごく増えているようだ。そこで今回は食べ物を撮る話。
お店で撮る
では外へ出てお店で撮ってみよう。
お店では手早く撮ることとフラッシュをたかないことが肝要。他のお客さんやお店に迷惑をかけちゃいけないし、料理が冷めたら作った人に失礼ってもんだ。
最近はデジカメで料理を撮る客が増えて神経質になってるお店もあると聞くので、失礼にならないように。
よってお店にはいったら、できるだけ明るくて隅っこの目立たない席がいい。もし席を選べるなら、テーブルの上が明るくて手元が暗がりにならないような場所を一瞬で探そう。そこまで気合を入れるかどうかはまあその人次第だけど。
それでもたいてい明るさは足りない。だからブレにくい撮り方を。
こんな風にテーブルの端に手首や腕を押しつけて、息を止めて手早く撮る。手を固定するのはブレにくい撮り方の基本だ。コンパクトデジカメだと簡単にこういう撮り方ができていい。液晶モニタなんて斜めから見て構図がわかればOkだから。一眼レフだとファインダーを目に当てないといけない分、かなり目立つ姿勢になっちゃうもの。
次に気にしたいのがホワイトバランス。
白いものは白く撮りたいもの。ただ手近なものでホワイトバランスを撮ると、青白くなっちゃうこともあるし、料理によっては多少照明の雰囲気が残っていた方が美味しそうに見えることもある。細かい色はデジカメの液晶モニターだと分かりづらいので注意。
これはその場で白いものでホワイトバランスを取ったのはいいが、ちょっと青白くなってしまった例。青白いと美味しそうに見えない。
次は露出。暗いよりは明るい方がいい。
でもこれだとお皿の上にふたつのオードブルが並んでるだけ。お皿が大きい分、余白が多くて美味しそうじゃない。
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