水中でもハイビジョン、Xacti「DMX-CA9」「DMX-WH1」
三洋電機から、720pのハイビジョン撮影が可能なデジタルビデオカメラ“Xacti”が登場。「DMX-CA9」は9メガCMOSセンサーを搭載、「DMX-WH1」は光学30倍ズームレンズを備える。
三洋電機は1月21日、デジタルビデオカメラ“Xacti”の新製品「DMX-CA9」「DMX-WH1」を3月13日より順次販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はDMX-CA9が5万5000円前後、DMX-WH1が6万円前後。
いずれもIPX8(継続的に水中に沈めても有害な影響の生じる水の進入がない)の防水性能を備えており、DMX-CA9は水深1.5メートル、DMX-WH1は水深3メートルまでの水中でも利用可能な防水モデル。IPX5(あらゆる方向からのノズルによる噴流水によって有害な影響を受けない)防飛まつ性能も同時に備えている(初出時、DMX-WH1の利用可能深度について誤りがありましたので訂正をさせて頂きました)。
IPX8/5の防水性能は「DMX-CA8」と同等だが、DMX-CA9は1/2.5型 約902万画素CMOSセンサーを、DMX-WH1は1/6型 約110万画素CMOSセンサーを搭載し、720p(1280×720ピクセル)でのハイビジョン撮影を可能とした。マイク/スピーカー部分には音は通すが水は通さない「多孔質体シート」を採用しており、水中でも録音が行える。
静止画については、DMX-CA8で最大4000×3000ピクセル、DMX-WH1で最大1600×1200ピクセル(いずれも画素補完有効時)での記録が可能。画素補完なしでは、DMX-CA8が3456×2592ピクセル、DMX-WH1が1184×888ピクセルでの記録となる。動画記録については720p(30fps/9Mbps)の「HD-SHQ」モードのほか、640×480ピクセル(60fps/6Mbps)の「TV-HR」、640×480ピクセル(60fps/3Mbps)の「TV-SHQ」の撮影モードをそれぞれ備える。
DMX-CA9はシリーズ伝統のグリップスタイル、DMX-WH1は一般的な横長ボディを採用。DMX-WH1はボディ側面にもシャッター(録画)ボタンが用意されており、手を水中に入れる」といったローアングル撮影時、便利に扱える。搭載レンズにも違いがあり、DMX-CA9は38〜190ミリの光学5倍ズームレンズ、DMX-WH1は43〜1290ミリの光学30倍ズームレンズ(いずれも35ミリ換算時)を搭載する。
そのほか、被写体の動きからブレを検出して補正する電子式手ブレ補正や顔検出機能、シャッターボタンを押したままの状態でバッファへ一時的に画像が保存され、撮影ボタンから指が離れた瞬間の画像を保存する「リバース連写」などの機能も備える。
液晶モニターはいずれも2.5型低温ポリシリコンTFT(約15万画素)で、本体サイズはDMX-CA9が70.4(幅)×40.5(奥行き)×111.4(高さ)ミリ/230グラム(本体のみ)、DMX-WH1が58.7(幅)×112.4(奥行き)×62.8(奥行き)ミリ/311グラム(本体のみ)。付属バッテリーでDMX-CA9は約40分、DMX-WH1は約110分の実撮影が行える。
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