HD動画も撮影可能 28ミリからの12倍ズームコンパクト「PowerShot SX200 IS」
キヤノンがコンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX200 IS」を発表。28ミリからの12倍ズームレンズを備え、ハイビジョン動画も撮影可能だ。
キヤノンは2月18日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot SX200 IS」を4月より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万5000円前後。
「PowerShot SX10 IS」「PowerShot SX1 IS」など高倍率ズームレンズを搭載した「PowerShot SX」シリーズの新製品。28ミリからの光学12倍ズームレンズとハイビジョン動画撮影機能をコンパクトなボディに搭載した。
レンズは35ミリ換算28〜336ミリ(35ミリ換算)。約4倍のデジタルズームも備えており、併用することで約48倍の超望遠撮影も行える。シャッタースピード換算で約4段分の効果を持つレンズシフト式手ブレ補正機能もあわせて搭載することで、望遠撮影時のブレを抑制する。高倍率ズームレンズを搭載しながら、ボディの厚みは光学10倍ズームレンズを搭載する「PowerShot SX110 IS」よりも薄い37.6ミリに抑えられている(SX110は44.7ミリ)。
1280×768(720p)のハイビジョン撮影機能も搭載。映像はH.264、音声はリニアPCM(モノラル)で、ファイル形式は.MOV。動画については640×480、320×240ピクセルでの撮影も行える。ファイルサイズが4Gバイトに達するまで撮影可能だが、ファイルサイズ上限に達しなくても、撮影時間が1時間(720p撮影時は29分59秒)に達した時点で記録が停止する。
「人物」「距離」「明るさ」「色」「動き」の各情報をもとに撮影シーンを分析し、適した設定と画像処理を行う「シーンキャッチテクノロジー」による撮影モード「こだわりオート」を搭載するが、シャッタースピード優先(Tv)、絞り優先(Av)などで利用者の好みを作品に反映させることもできる。また、撮影/再生時いずれも使えるボタンを限定させることで操作の容易さを高めた「らくらくモード」も用意されている。
背面液晶は3型(23万画素)で、自動ポップアップ式のストロボも内蔵する。ストロボは電源に連動し、電源オフ時には自動的に収納される。HDMIも備えており、撮影した動画/静止画をケーブル1本でテレビへ映し出して楽しむこともできる。付属バッテリー「NB-5L」で約280枚の撮影が行える。
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