耐水・耐衝撃・耐寒性能備えた“潜水艦” 「PowerShot D10」
キヤノンがコンパクトデジタルカメラ「PowerShot D10」を発売。耐水・耐衝撃・耐寒性能を備えたタフネスモデルだ。
キヤノンは2月18日、コンパクトデジタルカメラ「PowerShot D10」を5月より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は5万円前後。
「10メートルの水中でも利用できる防水性能」「−10度なかでも利用できる耐寒性能」「1.22メートルからの落下に耐える耐衝撃性能」を兼ね備えたタフネスモデル。防水についてはフロント/リアカバー間はもちろん、コネクタやボタン類にもパッキンを配してシーリングしており、レンズ部は2重構造として空気の層をつくりだすことで結露も防止する措置が取られている。
潜水艦をモチーフにしたラウンドボディには、4カ所のアタッチメントが用意されており、付属ストラップを利用して本体をくびかけやたすきがけ、腰からのつり下げなど、利用するシーンにあわせて携帯できる。また、外装には最大2.5ミリ厚のポリカーボネート製カバー、フロント/リアカバー内部には補強リブを用意することで衝撃を緩和する。
液晶は高視野角・高輝度のクリアライブ液晶II(2.5型)で表面には10メートルの水圧にも耐える保護膜も設けられている。シャッターを含めた操作ボタン類も大型のボタンを採用しており、手袋を着用した状態や水中での操作性を確保している。
撮像素子は1/2.3型有効1210万画素CCDで、レンズは35ミリ換算35〜105ミリの手ブレ補正機能付き光学3倍ズームレンズ。画像処理エンジンはDiGiC 4が使用されており、撮影シーンを分析して最適な設定と画像処理を行う「シーンキャッチテクノロジー」による撮影モード「こだわりオート」も利用できる。
動画撮影も可能だが、最大で640×480ピクセル(動画:H.264/音声:リニアPCM モノラル)のMOVで、ハイビジョンでの記録には対応しない。付属バッテリー「NB-6L」で最大約220枚の撮影が行える(CIPA規格)。サイズは103(幅)×66.9(高さ)×48.8(奥行き)ミリ、約190グラム(本体のみ)。
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