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第114回 子どもと遊びと活発さの関係今日から始めるデジカメ撮影術(4/4 ページ)

今回はデジタル一眼レフで子どもを撮る話。子どもはとにかくじっとしててくれないので、カメラを向けても思うように撮れないことが多い。さてどうするか。

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動き回る

 最後に、広角で撮れる標準ズームレンズを使って、遊びながら撮ってみよう。もうひたすら遊ぶ。

楽しそうにじゃれあってるところを広角で撮影。広角だと部屋の中もそのまま写っちゃうのがちょっと難点か

 だがしかし、こんなんじゃすまないほど彼はやんちゃなのであった。こっちがカメラを向けていると、「写真なんか撮ってないで遊ぼう!」ときかないのだ。

 そんなときの必殺技が、ノーファインダー撮影。ファインダーを見ない。AFはコンティニアスAF(AIサーボ)にして、あとはカメラさんよろしくって感じである。

 実はこの3枚、目線がずれているけれども、彼はわたしの目を見てるのだ。わたしは遊びながらカメラを胸のあたりに持って、レンズをだいたいの方向に向けてシャッターを切ってたのである。

 デジタルのいいところはいくらでも撮れること。変な写真はあとで消してしまえばいい。

遊んでもらおうと、飛びついてきた瞬間。おもきりブレちゃいました(写真=左)。何がそんなにおかしかったのか思い出せないのだけれども、大笑いの瞬間(写真=右)

 さすがに派手にはしゃいでいるからブレてるけれども、とても楽しそうなのが分かる。

 そして、ノーファインダーでもたくさん撮っていれば傑作も撮れるのだ。


顔が左端にちょっと斜めに入っていることで、写真全体に躍動感が出てくれた

 顔の傾き加減といい笑顔の楽しそうな感じといい、ちょっとブレたけど、そこは臨場感ってことで。

 つまるところ、本当に楽しそうな、カメラを意識してない顔を撮りたいときは、カメラをしっかり構えてこっちを向いてもらうより、自由に、撮ること自体を遊びの一部にしちゃうこと。

 普通、お父さんと遊んでるところをお母さんが撮る、あるいはその逆が多いと思うけれども、自分で遊びながら自分で撮っちゃうのもまたアリなのだ。

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