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第119回 自然と露出とシャッタースピードの関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/4 ページ)

暑い夏も、もうじき終わり。さあ、カメラを持って、ちょっと足を伸ばして、自然を満喫しに出かけよう。

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川といえばスローシャッター

 自然といえば渓流・滝・川。水の流れを撮りたくなるのが人情。川を見れば、スローシャッターで川が流れる感じを撮りたくなる。


 となると水しぶき。水しぶきは白い。真っ白。だからこれも露出オーバーになりがちなので、マイナス補正をして撮るべし。

露出補正なし(写真=左)、露出補正-0.7(写真=右)

 シャッタースピードを速くして水の暴れる感じを出してみた。でも、スローシャッターで撮ろうと思うと、手持ちだとブレる。手ブレ補正がついたカメラorレンズでも、シャッタースピードが遅くなればなるほど補正が効かなくなるのだ。シャッタースピードが遅いと大きくゆっくりした手の揺れが発生するから、補正しづらい。

シャッタースピードは約0.8秒。手ブレしてます(写真=左)、シャッタースピード1/100秒。手ブレなし(写真=右)

 特に広角より望遠の方が手ブレは大きく出るので、もし三脚なしでスローシャッターで撮りたいなら、できるだけ広角側で、カメラを持つ手を岩の上などに置いてできるだけ固定し、セルフタイマー(2秒のセルフタイマーが便利)を使ってシャッターを押すときのブレを無くし、息を止めて、シャッタースピードはせいぜい1/2秒くらいに抑えて、たくさん撮る。たくさん撮れば、どれかうまくいってるかも。

 そんなスローシャッター写真を撮りたくなるような場所へ行くとき、やはり三脚は欠かせない。カーボン製ならば1キロ台のものもある。でもまあかさばって重いのは確か。荷物を軽くしたいなら、頑丈なミニ三脚でもいい。高さは数10センチの小さなものでも、岩の上に置くなど設置場所を工夫すれば結構使えるものなのだ。

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