デジタルフォトフレーム、前年同期約2倍の立役者は「お父さん」?
GfK Japanは家電量販店におけるデジタルフォトフレームの販売動向を発表した。今年1月〜10月の累計販売台数は前年同期約2倍と大きな伸びを示したほか、3Gネットワーク対応モデルが10月に数量構成比38%をしめるまでになっている。
GfK Japanは11月29日、家電量販店におけるデジタルフォトフレームの販売動向を発表した。2010年1月〜10月の累計販売台数は前年同期約2倍と大きな伸びを示したほか、3Gネットワーク対応モデルが10月に数量構成比38%をしめるまでになっている。
同社の調べによれば、2010年1月から10月のデジタルフォトフレームの累計販売数量は前年比89%増と昨年の約2倍となっており、その立役者が各携帯キャリアが提供している3Gネットワーク対応モデルだという。携帯電話で撮影した画像を簡単に映し出せる簡便性と各社キャンペーンが功を奏し、ソフトバンクモバイルの参入後、直近の10月にはデジタルフォトフレーム市場における3Gネットワーク対応モデルが数量構成比で38%をしめるまでに至っている。通信機能を内蔵していない一般的なタイプも、製品自体の認知度向上や価格低下の影響もあって2010年1月から10月までの累計販売数量は前年比39%増とこちらも前年を上回っている。
サイズについては8インチ以上の大型製品も複数種類登場しているものの、人気は価格が手ごろな7インチで、数量構成比で80%をしめる。なお10月時点での7インチモデルの平均価格は1万円を下回ってる。動画を再生できるモデルはまだ販売台数の20%程度にとどまっているものの、パナソニックやソニーが今秋に入って動画再生対応製品を投入してきたほか、デジタルカメラのハイビジョン動画撮影機能搭載が一般的なものとなりつつあることから、同社でも「動画を見て楽しむ機器としてデジタルフォトフレームが普及するか注目される」と分析している。
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