さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。リコーイメージングスクエア銀座で、2014年10月22日から開催予定の写真展「銀座を愛する写真家たち」を案内する。
銀座は近代都市である東京を代表する街である。この銀座の街をこよなく愛した写真家が師岡宏次氏である。今年ちょうど生誕百年を迎えた。師岡氏は銀座を戦前から戦後にかけて50年間にわたり、時代の変遷とともにそこに集う人々を生き生きと捉えている。
師岡氏は写真集の中で「都会の中で最も都会的な銀座は多面的な顔をもつと…そこに生きた、その生き方によって、みんな印象が違っていて、それが銀座を断定的にいえないのが本当かも知れない。」と述べている。すなわち変貌していく街と息衝く人々がテーマであるからして、氏にとって写すことに終止符をうつことができないほど魅力に富んだ街であったわけだ。
今回の写真展は『銀座』という共通の舞台を4名の写真家の視点で表現。師岡氏の記録した貴重な作品と、現在を活躍する写真家のテラウチ・マサト氏、フィリップ・サルーン氏、ミッシャ・アーウィット氏の3人の作家によるユーモラスに、また時にウィットに富んだ作品とのコラボレーションによって構成。そこには写真家がシャッターを切らずにはいられない理由があり、作家それぞれの世界観が愉しめる。
写真展の詳細
名称 | 「銀座を愛する写真家たち」 |
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開催期間 | 2014年10月22日(水)〜11月16日(日) |
開館時間 | 11時〜19時(最終日16時終了) |
定休日 | 火曜日 |
入場 | 1回入場:510円(税込み)、年間パスポート:3600円(税込み)、ペンタックスリコーファミリークラブ会員:無料(初回利用時にA.W.P入場カード発行手数料の税込み324円が必要) |
会場 | リコーイメージングスクエア銀座 ギャラリーA.W.P |
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