パナソニック、デジタル4Kビデオカメラ「HC-WX970M」ほか3機種を発表:別々保存で気軽に「ワイプ撮り」できる
パナソニックが、4K動画撮影が可能なデジタルビデオカメラ「HC-WX970M」ほか、ワイプ撮りなどに対応した新モデル3製品を発表した。販売はHC-WX970M、HC-W870M、HC-W570Mは1月23日、HC-V360Mは2月から。
パナソニックが1月8日、デジタル4Kビデオカメラ「HC-WX970M」を発表した。販売は1月23日から。価格はオープンで、実売予想価格は14万5000円前後(税別)。カラーはブラックとブラウンの2色展開。
同製品は4K30pという高画質動画の撮影に対応しつつ、重量が447グラム(同梱バッテリーパック装着時)と小型軽量なデジタルビデオカメラ。
レンズには「ライカディコマーレンズ」、映像処理エンジンに「クリスタルエンジン4K」を採用している。また、4Kのような高精細動画に求められる高速・高精度なオートフォーカスのために開発した「4KハイプレシジョンAF」を搭載し、フォーカス速度と追従性、補足性をアップさせた。
「HC-W850M」から搭載した「ワイプ撮り」(メインカメラと小型サブカメラで同時撮影し、サブカメラで撮影した動画を子画面内に合成して保存する)では、スマートフォンや同社製の対応ビデオカメラで撮影した動画を子画面に表示する「ワイヤレスワイプ撮り」に対応。また、ワイプ撮りで撮影したものでも、親画面のみの動画を別ファイルとして保存できる「ワイプ無し映像同時記録」に対応するなど、使い勝手を向上。子画面サイズの変更も可能になった。
サブカメラ自体の機能も向上し、これまで水平方向にしか回せなかったものを上下方向にそれぞれ20度動かせるようになったほか、1倍と2倍に切り替えできる電子ズームも搭載した。
さらに、コンシューマ向けデジタル4Kビデオカメラでは世界初となる「HDR動画モード」を搭載。明暗差が大きなシーンでも、自然な明るさの動画が記録できる。
メインカメラの総画素数は1891万画素、F値はF1.8〜F3.6、最短撮像距離は約3センチ。内蔵メモリは64Gバイトで外部記憶媒体には64GバイトまでのSDXCメモリカードに対応する。
サイズは同梱バッテリーパック装着時で65(幅)×161(奥行き)×73(高さ)ミリ、レンズフードも装着している場合は89(幅)×195(奥行き)×77(高さ)ミリ(いずれも突起部含む)。本体のみの重量は362グラム。
ワイプ撮りに対応した手ごろなモデルも
パナソニックは同時にHC-W850Mの後継機であり、1276万画素のフルハイビジョン動画を撮影できる「HDハイプレシジョン」、ワイヤレスワイプ撮り機能を搭載した「HC-W870M」、手ごろな価格でデジタルハイビジョン動画を撮影でき、ワイヤレスワイプ撮りにも対応した「HC-W570M」、光学50倍、iA90倍ズームに対応した「HC-V360M」も発表。HC-W870M、HC-W570Mは1月23日、HC-V360Mは2月発売予定。
価格はオープンだが、店頭予想価格はHC-W870Mが10万円前後、HC-W570Mが7万2000円前後、HC-V360Mが4万8000円前後(いずれも税別)となる。
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