月額315円で電子書籍が読み放題に――yomel.jpが人気の理由

「○○し放題」という甘美な響き。それは決して安かろう悪かろうではない。電子書籍の世界にもやってきた「読み放題」という波。中でも月額315円の読み放題サービス「yomel.jp」はその気軽さから人気を集めている。

» 2013年02月27日 10時00分 公開
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 あなたはここ最近、本をどれくらい読んだだろうか? また、読んだものはどんな内容のものだっただろうか? それは漫画かもしれないし、実用書かもしれない。あるいは、ライトノベルかもしれない。本屋に足を運んで選んだものもあれば、近年なら電子書籍という選択肢もある。

 電子書籍はここ数年で大きな変化が起こり、また、日進月歩でサービスが進化している。もはやひところのように一部のガジェット好きのものではなく、本と同じように電子書籍を楽しむことができる環境が整ってきている。インターネットなどで少し調べれば、たくさんの電子書店が電子書籍を配信していることを知ることができるだろう。

 電子書籍の普及により、「紙の本」という物理的な存在を改めて愛おしく思う「本好き」もいれば、紙も電子も本を「読む」という行為そのものが変化しているわけではないととらえ、所有するスマートフォンなどから簡単に読書を開始できる利便性から電子書籍を選ぶ「読書家」もいる。

 そんな華やかな電子書籍だが、少々乱暴に「光」と「影」に分けるなら、影はラインアップと価格だろう。紙の本で出ているものがすべて電子化されているわけではなく、紙の本ほどの所有感はないのに価格は紙の本とさほど変わらないことも多い。

定額読み放題のニューカマー「yomel.jp」

yomel.jp yomel.jp

 しかし、そんな状況の中、特徴的なサービスでじわじわと支持を集めている電子書籍サービスも存在する。それが、MTIの提供する「yomel.jp」だ。女性のための健康情報サイト『ルナルナ』なども運営するMTIは、発想の転換でこうした電子書籍の影に光を当てている。

 yomel.jpが人気を集める理由、それは、「読み放題」のサービスであることに尽きる。月額315円(Android版の場合。iOS版はAppleのアプリ内決済のルールにより価格が一定額でしか設定できないため300円となっている)で、提供している1000冊(1000タイトル)超の書籍が読み放題となるのだ。こうした電子書籍の読み放題サービスは携帯キャリアが自社のユーザー向けに提供しているものもあるが、どのスマートフォン(iOS/Android)でも使えるものはyomel.jpくらいだ。

 月額315円なら、1日当たりに直せば約10円。どれだけ読んでも、この金額は変わらない。月に1冊本を買う感覚で、その何十倍、何百倍の作品を心ゆくまで堪能することができる。このコストパフォーマンスは何者にも代えがたい魅力だ。

 ここで気になるのは、どのような作品が読み放題になっているか。yomel.jpアプリをダウンロードしてみると、バラエティに富んだ作品が目にとまる。中でも、ミステリー・推理小説といったジャンルが充実しており、赤川次郎の『三毛猫ホームズの推理』や坂木司の「ひきこもり探偵シリーズ」から『青空の卵』など、テレビドラマにもなった作品、さらに、コナン・ドイル、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティといった海外の著名なミステリー作家の作品が読者を巧妙な論理の迷宮に招き入れる。これらを古典ととらえるか、近代的な物語観とは異なるミステリーのエッセンスがつまった作品ととらえるか――読み放題なら何の気兼ねなくそれらを自分で読み解いていくことができる。

三毛猫ホームズの推理 (C)赤川次郎/光文社
籠の中の鳥たち (C)貫井徳郎
保安官の明日 (C)宮部みゆき

鱗 (C)村山由佳
青空の卵 (C)坂木司/東京創元社
男性不信 (C)池松江美/太田出版

 時間を掛けてゆっくりと読んでみたい作品も多い。夏目漱石や太宰治、芥川龍之介など文豪の作品や、『源氏物語』『新撰組人物伝』など、豊潤な文学世界がyomel.jpには広がっている。過去の作品も、年齢を重ねてから改めて読むと、新たな発見があるものだ。

ツボを抑えた特集。読みたくなる作品がきっとある
お気に入りの作品は本棚に並べておくことで読み返すのも楽
ビューワ画面。スワイプやタップでページをめくれるシンプルなビューワ

「書き出し」特集ページから。さまざまなタイプの書き出しがその後の物語を想像させる。クリックすると作品ページが現れる

 また、yomel.jpではさまざまな切り口から作品を紹介する特集を組んでおり、これがまた「読んでみようかな」と思わせるものが多い。例えば「書き出し」特集は、その作品の世界観を構築する書き出しの言葉のみを示し、クリックするとその本の紹介ページに飛ぶといったもの。名は体を表すではないが、案外書き出しの言葉がその作品をよく象徴していると感じさせる。ほかにも、学校の教科書に載っていた作品を集めた特集などもある。不朽の児童文学『ごん狐』はどんな話だったか記憶があいまいな方も少なくないだろう。そうしたものも読める。毎月数十点追加されているラインアップは一見すると少ないように映るが、存外必要十分といえるかもしれない。

 yomel.jpだけの独占配信作品も多い。有栖川有栖の『探偵、青の時代』や配信が始まったばかりの宮部みゆき『保安官の明日』をはじめ、宮崎あおいや堀北真希などを輩出したドラマ「ケータイ刑事」の書き下ろし新作小説はここでしか読めない作品だ。また、ゴマブックスのビジネス書や就職内定術などの実用書の取り扱いもある。

 アプリ内の作品は読み放題ということもあって、yomel.jpアプリは非常にシンプルな作りで、操作も凝ったところはない。新刊リストやランキング、特集などで興味のある作品を選んで、読む――電子書籍らしさを出そうとさまざまな機能を加えて、初心者にはハードルが高くなってしまっているサービスもあるが、yomel.jpは誰にでも、特に、電子書籍はどんなものかと初めて試す方にもうってつけのアプリだ。

 幾つになっても本を読むことは楽しい。そこには知恵がつまっている。たくさんの娯楽にあふれた現代において、いつの間にか読書は自己啓発本や実用書など、目的がはっきりとしている内容のものを読むことが増えたとお感じのあなたにこそ、物語を楽しむ時間は必要だ。yomel.jpは、月額315円と安価な価格設定で、そうした時間を提供してくれる。コストパフォーマンスに優れたこうしたサービスを活用して、本を軽やかに楽しみたい。


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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia eBook USER 編集部/掲載内容有効期限:2014年3月31日

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