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iPadで手塚治虫作品を心ゆくまで堪能すべし――手塚治虫マガジン倶楽部
有料会員制のファンサイト「手塚治虫マガジン倶楽部」のコンテンツをiPadで楽しむことができるアプリが登場した。400巻に及ぶ「手塚治虫漫画全集」を目と耳で楽しもう。
手塚治虫のすべてがここに
SOBAプロジェクトは1月27日、「手塚治虫マガジン倶楽部」をiPadから楽しむためのアプリ「手塚治虫マガジン倶楽部 コミックビューワー」を正式公開した。
手塚治虫マガジン倶楽部は、同社が手塚プロダクションから業務委託を受け、2008年7月に開設した有料会員制のファンサイト。iPad向けに提供されるアプリは無料で、一部コンテンツを無料で読むことができる。具体的には、「週刊手塚治虫マガジン」として、毎週火曜日に「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」などの手塚作品から100ページ前後が無料配信される(バックナンバーの閲覧は不可)。手塚氏の命日に当たる2月9日からは、今春公開予定の映画「手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-」の原作漫画(全21章、774ページ)を21週にわたって無料配信する。
手塚治虫マガジン倶楽部の有料会員(月額1050円)であれば、400巻に及ぶ「手塚治虫漫画全集」を電子書籍としてiPad上で閲覧できるほか、声優のセリフに合わせて場面のコマが動く「モーションマンガ」として「どろろ」や「ブラック・ジャック」などの作品を楽しむことできる。
iTunes課金を回避するタイプの電子書籍アプリをAppleが全面禁止するのではないかといううわさも持ち上がっているため、同アプリもこの影響を受ける可能性がある。ちなみに、手塚治虫の作品全382巻セットは、eBook JAPANで11万9805円で販売されている。
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