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キネマ旬報も電子書籍で登場:映画ファン必見
キネマ旬報社は、映画雑誌「キネマ旬報」を電子書籍として配信開始した。特集を抜粋したLite版から提供を開始し、今後、本格展開を狙う。
特集を抜粋したLite版での提供
映画業界関連や映像エンタテインメント関連の出版物を手掛けるキネマ旬報社は、映画雑誌「キネマ旬報」を電子書籍として5月2日から配信を開始した。
今回配信が始まったのは、4月5日に発売された「キネマ旬報 2011年4月下旬号」から、周防正行監督4年ぶりの新作となる「ダンシング・チャップリン」を取り上げた特集と、2010年に出版された映画関連書を同誌独自の視点で選んだ「映画本大賞2010」を抜粋したもの。価格は115円と押さえられている。
販売は「雑誌オンライン.COM」でのみ行われている。雑誌オンライン.COMではiPhone/iPadやAndroid向けにもアプリを提供しており、これらの端末からでも購入した電子書籍を読むことができる。
Lite版とはいえキネマ旬報が電子書籍化されたことで、同誌の完全な電子版のリリースも期待される。キネマ旬報社に確認したところ、許諾の問題などもあり、どの程度公開できるか不透明な部分もあるとしながらも、今後、できる限り本誌内容そのままのものを継続的に提供していきたいと回答があった。ただし、紙との同時発売は考えていないという。
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