ニュース
電子雑誌「BOX-AiR」がAppleからリジェクトされる
デビュー、書籍化、アニメ化まで視野に入れた枠組みを取り入れた電子雑誌『BOX-AiR』。単体のアプリとしてこれまで各号が提供されてきたが、最新号がAppleからリジェクトされた。
講談社の文芸書レーベル「講談社BOX」が電子書籍「AiR」を手掛ける合同会社電気本やスターチャイルドと組んで創刊した電子雑誌『BOX-AiR』が危機に直面している。
新人作家の作品発表の場となることを目指し、デビュー、書籍化、アニメ化まで視野に入れた枠組みを用意したBOX-AiRは、今年2月の創刊以来、これまでに4号がiOS向けのアプリとして発売されている。
5号も8月初旬に発売予定だったが、BOX-AiRのTwitterアカウントは8月5日に、「BOX-AiR05号とうとうapple社にリジェクトされてしまいました。電子雑誌の未来いかに」とツイートしており、リリースに思わぬ障害が発生したことを明かしている。
単体の電子書籍アプリがAppleの審査を通りにくくなっていることは有名だが、それがBOX-AiRにも適用されたということになる。現時点でどのように対策するのかは明らかにしていないが、パブーでPDF版が販売されているので、暫定的にそちらにシフトする可能性がある。
関連記事
- 電子書籍時代の作家はここから生まれる? 電子雑誌「BOX-AiR」が12月創刊
講談社BOX、キングレコード、電気本は10月15日、新人作家を発掘する電子雑誌「BOX-AiR」を12月に創刊する。iPhone/iPad向けの電子書籍アプリで、紙出版とアニメ化も視野に入れたモデルとなっている。 - Ustreamで新人賞選考会の模様が生中継――BOX-AiRの新たな取り組み
密室で決められることが多い選考会の模様を生中継する取り組みを電子雑誌「BOX-AiR」が行う。 - BookLive、オリジナル電子雑誌「GEN-SAKU!」を創刊
電子書籍ストア「BookLive!」を運営するBookLiveは、オリジナル電子雑誌「GEN-SAKU!」を創刊した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.