タブレットPCはぱっとしない売り上げに苦しんでおり、ASUSだけがその中で利益を出している。iPadベースではないデバイスは期待されていたほどうまくいっておらず、今年10月までに価格が下がるだろう。
HP、Dell、Samsung、Acerなどの企業はある問題に直面している。在庫を大量に抱えており、製品に対する需要がないのだ。ASUSは5月から7月までに70万台のタブレットを製造し、50万台を販売した。そのほかの多くの企業は売り上げはそれほどよくない。在庫を抱えるよりも、企業は価格を大幅に値下げしようとしている。これにより全体的な損失は低減され、顧客の利益になるだろう。
HP TouchPadといった多くのタブレットは発売以来、何度も大幅に値下げされてきた。今や16Gバイトのバージョンが値引き後に300ドル以下で手に入る。Acer、Samsung、Motorola、Dellといったほかの企業はすべて価格を下げた。多くの企業は10月までにタブレットの価格全般が300ドルまで下がると述べている。
休暇シーズンに向けて人々が製品を購入するので、在庫の資本回収により第4四半期の売り上げは加速するだろう。RIMとほかの2、3の企業は売り上げが復活するとして2012年に目を向けている。
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