Apple、2013年までタブレット市場を支配と予測される
Appleは競合を置き去りにし、当面の間タブレット市場で支配的な存在のままでいるだろうとiSuppliがレポートしている。
リサーチ会社のiSuppliがレポートしているタブレット市場予測で、AppleのiPadが大きな存在となっている。
このレポートは2010年から2015年までのタブレット市場について予測しており、これによると、Appleは2013年までセグメント全体を支配し続け、一方AndroidとほかのOSベースのデバイスは低迷するとある。
AppleのiPadとiPad 2は今年4400万台以上出荷されると予測されている。これはタブレット全体の売り上げの74%以上を占める。2015年までAppleは品質の高い製品を発表し続けるはずで、市場で43%のシェアを有するだろう。
「メディアタブレット市場のすべての勢いは現在Appleとともにあります」とIHSでタブレットおよびモニターリサーチ担当のシニアマネジャー、アレクサンダー・ローダ氏は言う。「競合はiPadと互角のハードウェア、マーケティング、アプリケーション、コンテンツの正しい組み合わせを持った製品を出すことができていないようです。Appleの特許訴訟は幾つかのキーとなる地域市場へ競合が進出することを遅延させたり、複雑にしたりする働きをしています。Appleが競合を周回遅れにする間に、競合の多くはいまだにスタートゲートから出ようと奮闘しており、競走馬一頭の競馬が続いています」
発売して7週目のTouchPadを擁するHPは、Appleのタブレットに対するとどまることを知らない欲求に太刀打ちできなかった。われわれはHPの物語全体と結果的にそれがタブレット部門を切り離すための投げ売りに終わったことを取り上げてきた。Acerもタブレットの製造規模を縮小し、ぱっとしない需要のため欧州で在庫を投げ売りしている。同社のCEOは公式にタブレット市場全体が一時的な成功以上のものではないとの見方を何度も明らかにしている。
AndroidがいまだにiOSベースのタブレットの最大の代替候補であり、一方RIMとMicrosoftのシェアは全体で8%を下回っている。
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第1四半期の出荷台数はホリデーシーズンだった前期より減少したが、第2四半期以降は競争力の高い新製品の投入が続くことから、年間出荷台数予測を5040万台から5350万台に修正した。
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