新聞を買うか購読するとタブレットを無料でもらえたり、割引価格で購入できたりするのは、「1つ買えば1つ無料」といったようなマーケティングの仕掛けとしていずれは一般的なものになるかもしれない。これはArchosとTigerDirectの協業が生んだ1つの結果だ。
PubTabと名づけられたこのプログラムは、購読者の要求に従って、出版社にAndroidタブレットをカスタマイズさせることを目的としている。PubTabはタブレットについて仏国メーカーの専門知識を、顧客サポート分野でTigerDirectのインフラを利用している。
Philadelphia Media Networkはすでに自社の3つの電子ニュースアプリケーションを購読する人にArchos 10 G2タブレットPCを99ドルで提供している。まだ試験段階で年内に正式なサービスとして提供される予定だが、顧客獲得に腐心するほかの新聞社から同様の取り組みがまもなく行われるかもしれない。
200ドルという購入しやすい価格で最近発売されたArchos 10 G2タブレットデバイスは、1 GHz ARM Cortex A8プロセッサとGoogle Android 2.3 Gingerbread OSを搭載している。タブレットは10.1インチの静電容量性タッチスクリーンを備え、解像度は1024 x 600ピクセル。そのほかの特徴として重力センサー、4Gバイトの内蔵メモリとmicroSDHCカードスロット、1080p HD動画の再生機能が挙げられる。タブレットは720pの高品質動画を録画でき、タブレット全体の重さは590グラムほどだ。
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