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韓国の教保文庫、注目の新ディスプレイ「Mirasol」採用の電子書籍端末を発売
韓国最大手書店チェーンの教保文庫は、Qualcomm製の新型ディスプレイ「Mirasol」を搭載した世界初の電子書籍リーダー端末「KYOBO eReader」を発売した。
韓国最大手書店チェーンKyobo Book Center(教保文庫)は11月21日、Qualcomm製の新型ディスプレイ「Mirasol」を搭載した世界初の電子書籍リーダー端末「KYOBO eReader」を発売した。
Mirasolは、「MEMSディスプレイ」などと呼ばれている次世代技術を採用したコンピュータ用ディスプレイパネル。IMODと呼ばれる小型回路でRGBピクセル群を構成し、カラー表示を実現する。省電力性にも優れており、QualcommによるとAmazon Kindleなどが採用しているE Ink製電子ペーパーと比べてバッテリー寿命をさらに20%延ばすことが可能なほど、省電力であるという。
KYOBO eReaderは5.7インチのMirasolディスプレイ(画面解像度は1024×768ドット)を搭載。価格は34.9万ウォン(約2.3万円)で、教保文庫チェーン店舗でも購入可能とのこと。
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