Samsung、「Retinaディスプレイ」タブレットを来年発売
Samsungは2560×1600ピクセルもの解像度を持つタブレットでライバルのAppleを出し抜き、一歩先んじるかもしれない。
もうすぐ発売される新作のAndroidタブレットは1920×1200ピクセルの解像度で10インチサイズのディスプレイを搭載しそうだ。これはもちろんこれまでに販売されてきた1280×800ピクセルの解像度を持つディスプレイに比較すると素晴らしい改善となる。
しかし、Samsungはそれよりもさらに優れた製品を発売しようとしている。同社が発売しようとしている新たなタブレットは2560×1600ピクセルもの解像度を持つ11.6インチのディスプレイを搭載するかもしれない。
Samsungがこれを実現するなら、新たなタブレットはAppleがRetinaディスプレイテクノロジーと称する技術に基づくiPhoneとiPodと同じ範ちゅうに入ってくるだろう。負けじとAppleも次世代のiPadで同様の解像度を持つディスプレイを搭載する計画をアナウンスした。
BGRから届いたSamsungの新タブレットのほかの詳細として、CPUには2GHz Samsung Exynosデュアルコアプロセッサを搭載するようだ。デバイスはGalaxy Tab 10.1と比べ、より大きなディスプレイでありながら、薄いベゼルを備え、Galaxy Tab 10.1とほぼ同じサイズに見えるだろう。
さらに、まだ名前のないこのタブレットはAndroid 4.0 Ice Cream Sandwichを搭載し、Galaxy Nexusといったほかのデバイスとの同期を実現するAndroid Beamも実装されるだろう。ワイヤレスドッキングモードによりゲーム好きのユーザーは自分のスキルをHDTV上で試すことができる。タブレットは2月に開催されるMobile World Congressの期間中に発売されそうだ。
高解像度スクリーンの問題について、Samsungは過去に2560 ×1600ピクセルの解像度を持つ10インチのデバイスを展示している。同社はExynos 5250チップも準備し、より高解像度のスクリーンで利用することを目的にすると明らかにしている。これらを考え合わせるとBGRの説を実際に裏付けると考えられる。
SamsungがRetinaディスプレイをめぐる戦いでライバルのAppleを出し抜き、一歩先んじるかもしれない。
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