The Content Wranglerは先週、電子書籍の世界で起きている厳しい現実を示すAptara制作のインフォグラフィックを公開した。Aptara出版専門家調査は人々が電子コンテンツをどのように読みたがっているかの割合から、出版社の全売り上げに対する電子書籍の売り上げ比率まであらゆることをカバーしている。
インフォグラフィックは、将来、電子書籍を出版する計画がない出版社の数、幾つかの名の通った電子書籍流通チャネル間で全体の売り上げにほとんど差がないこと、ほとんどのタイトルを印刷版と電子版の両方でリリースしようと計画している出版社が驚くほど多いことなど、幾つかの驚くべきデータを示している。
インフォグラフィックは多くの出版社を電子書籍出版から遠ざけているものは何かというところまで掘り下げており、8%の出版社が電子書籍制作に掛かるコストをその主な理由として挙げているのは衝撃的だ。
Aptaraは米国拠点の企業で世界中に5000人以上の出版サービスに携わる社員を抱え、コンテンツ制作、電子出版、電子書籍出版、編集サービスなどさまざまなフィールドで大手企業にアウトソーシングを提供している。
関連記事
- 紙書籍と電子書籍、予想よりも好調とデータが示す
BookStatsが最近まとめた「これまでで最も分かりやすい出版業界の調査報告書」からは、幾つかの興味深い統計結果が読み取れる。 - Algonquin、紙書籍と電子書籍を一括販売
書店は今、商売を成立させるためのさらなる方策を必要としている。ここでは、顧客を書店に呼び戻す必要性から生まれた1つの創造的なアイデアを紹介しよう。
関連リンク
Copyright© 2015 Good E-Reader. All rights reserved.
(翻訳責任について)
この記事はGood E-Readerとの合意の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。