Windows 7を搭載するPCがWindows 8に移行するには何の問題もないかもしれないが、これがタブレットデバイスとなると話は別だ。MicrosoftはWindows 8をタブレットデバイスにインストールするために必要となる最小要件を公開した。
これによると、タブレットはWindows 8のインストール後に少なくとも10Gバイトの空き領域が必要で、デバイスにはWLANとUEFIファーム、Bluetooth 4.0+LEの有効化、WDDM(Windows Display Driver Model) 1.2ドライバーとDirect3D 10.0のサポートが必須となる。ディスプレイは5ポイントマルチタッチ対応で最低でも1366×768ピクセルの解像度が必要だ。
このほかの必須要件としては、720p対応カメラ、磁力計、加速度計、ジャイロスコープを搭載していないければならない。デバイスは1〜30ルクスの光度を感知し、ダイナミックレンジは5〜60000ブラケット以内でなければならない。Microsoftはタブレットが電源、回転ロック、Windowsキーとボリューム調整ボタンを備え、NFCをサポートすることが必須とも明らかにした。また、USB 2.0ポートも必要となる。
こうした要件を定義することで、MicrosoftはWindows 8を搭載するタブレットで一貫性のある動作を保証できる。最後にWindows 8は物理キーボードを持たないタブレットのようなデバイス向けに、かの有名なCTRL-ALT-DELキーストローク・コンビネーションの代替機能を備える。Windowsキーと電源ボタンの同時押しにより、タブレット利用中の不愉快で厄介な状況から抜け出すことができるだろう。
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