Kindle Fireの利用統計
Kindle Fireはメディア消費デバイスだといわれることがあるが、実際にはほとんどのユーザーが読書のためにこのデバイスを使っていることがRBC Fincancial Groupsの調査で判明した。
RBC Fincancial GroupsがKindle Fireユーザーの行動について最近実施したとてつもない調査のデータを公開した。同社が公開した大量のスライド資料からは、エンドユーザーがタブレットを利用して何をしているかがよく読み取れる。
Barnes & Nobleの副社長を含む業界の企業幹部のほとんどが、Kindle Fireはメディア消費デバイスに過ぎず、ユーザーは映画やストリーム配信されるメディアを見ているだけだと語った。しかし、この調査結果ではKindle Fireユーザーの58%がNetflix、Hulu、Amazon Prime経由で1本の映画も見たことがないという事実を明らかにしている。
調査結果によると、Kindle Fireユーザーの70%が読書のためにこのデバイスを利用しており、これまでにKindle Fire上で購入した電子書籍は3〜5冊としたユーザーが最も多く約28%となった。また、ユーザーの34%が11月15日から30日までの間にデバイスを入手していることから、Kindle Fireを購入した方の大半はリリース直後に購入しているようだ。
一連のスライド形式でデータを公開しておいたので、Amazon Kindle Fireの利用統計に興味がある方には参考になるだろう。
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