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子供が紙の本を好むという話は、親の錯覚かも――RR Bowker調査
米RR Bowkerが子持ち家庭を対象に書籍購入に関する調査を実施。子供が電子書籍よりも紙書籍を好むという論調は、親自身の先入観から生まれた錯覚かもしれないとする調査結果を残している。
米国の電子出版ニュースサイト「The Digital Shift」が、書誌データベース大手RR Bowkerが米国内の子持ち家庭2000世帯を対象に行なった書籍購入状況に関する調査の結果概要を報じている。
先月ニューヨーク市で開催されたDigital Book Worldの講演会でも発表されたこのレポート結果によると、親の過半数が自分用の電子書籍購入に興味があるものの、子供用についてはほとんどの親が紙書籍の方が優れているとし、購入に消極的だという。一方、当の子どもたちは、他メディアと比較しても書物に対する評価が上昇しており、電子書籍の普及が大きくプラスに寄与しているとのこと。
この世代間の認識のズレについて、RR Bowkerでは「子供が電子書籍よりも紙書籍を好むという論調は、親自身の先入観から生まれた錯覚かもしれない」としている。
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