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想隆社、TTS機能付きEPUB制作サービスを発表
想隆社は、文字を入稿するだけで自動的に読み上げ機能が付加できるTTS(Text To Speach)機能付きEPUB制作サービスを発表した。作業の半自動化による制作時間やコストの削減が実現できそうだ。
電子書籍の制作や配信管理システムを手掛ける想隆社は3月8日、文字を入稿するだけで自動的に読み上げ機能が付加できるTTS(Text To Speach)機能付きEPUB制作サービスを3月12日から開始することを明らかにした。
視覚障がい者や高齢者からのニーズが高い「読み上げ」。電子書籍でオーディオファイルとテキストの該当個所を連携させるには、動画、静止画、音声、音楽、文字などさまざまな形式のデータの再生を制御できるXMLベースのマークアップ言語「SMIL」を活用する方法などがあるが、この作業を半自動化し、制作時間やコストを下げたのがこの発表の肝となる。
仕組みとしては、通常のFixed Layout EPUBからテキストの抽出と音声ファイルの生成を行い、SMILファイルなどを自動生成、これらを再度組み合わせることでTTS機能付きEPUBを作成している。Appleの「Read Aloud Content for iBooks」を利用しているため、iBooksでのみ読み上げが機能する。
ショーケースとして、一般社団法人電子出版制作・流通協議会が発行するニューズレターで実際の印象を確認できる。
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