ソーシャル電子ビューワ「bookpic」に投票機能を搭載――有料書籍・雑誌も販売開始
美術出版ネットワークスは、誌面上につぶやけるソーシャル電子ビューワ「bookpic」に、ワンクリックで気軽に投票できる新機能「Vote!ボタン」を搭載。決済機能も実装し、有料の書籍や雑誌の販売をスタートする。
美術出版ネットワークスは5月8日、ソーシャル機能付きの電子ビューワ「bookpic」に、読者が投票できる「Vote!ボタン」を追加した。
bookpicは、誌面上の特定の位置に対してTwitterのつぶやきを置くことができるビューワで、TwitterやFacebookでの情報共有も可能となっている。今回追加となったVote!ボタンは、誌面上のどこにでも設置できる投票ボタンで、同時に読者のTwitterやFacebookに書き込まれるため情報を拡散しやすくなるという。用途に応じたオリジナルデザインのボタンも作成可能だ。
また、クレジットカードやプリペイドなどの決済機能を実装しており、同時に有料書籍・雑誌の販売を開始。スタート時は雑誌「美術手帖」「ワイナート」をリリースしており、価格は各書籍の販売価格に準じている。
データ提供方式はストリーミング方式となっており、推奨環境はGoogle Chrome12.0以上、Safari 5.0以上、Firefox4.0以上、Internet Explorer9以上で、iPhone/iPadやAndorid 2.1以上でも購入および閲覧が可能。今後もコンテンツを追加する予定とし、TwitterやFacebookの投稿から該当ページにアクセスしたユーザーは、出版社が定めたページまで無料で閲覧できる
さらに新機能と有料販売のスタートを記念して、美術手帖の最新号を5月17日まで無料掲載するほか、過去1年分のバックナンバーを1冊500円で販売する。
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