HTML5ベースのKobo Cloud Reader、リリースされる
AmazonのKindle Cloud Readerと同様のブラウザベースのリーダーをKoboが公式にリリース。「Kobo Clod Reader」と名付けられたこのリーダーが近い将来日本にもやってくるだろうか。
Kobo Clod Readerが公式にローンチされ、ユーザーはブラウザ経由で書籍を購入し読書することができる。この新たなブラウザベースのリーダーは過去半年間開発中だったが、ついにiOSユーザーが書籍購入できるようになった。
ほかの大手電子書籍ストアアプリど同様、iOS向けKoboアプリで書籍を買うことはもはやできない。Amazonは4カ月ほど前に独自のKindle Cloud Readerをリリースし、Koboもついに自社のリーダーをリリースした。ユーザーは自分の書籍ライブラリーにアクセスでき、Apple SafariとGoogle Chrome上で新規購入可能だ。自宅のPCでくつろいで読書し、仕事場ではiPadで続きを読んでみよう。読み終えたページはKoboのすべてのプラットフォームを通じて保存される。
Kono Cloud Rederでは電子書籍体験がかなりカスタマイズできる。フォントサイズは9種類から選択でき、変更はリアルタイムで反映される。出版社がデフォルトで設定したフォントが気に入らなければ4種類のフォントから選択できる。ページ方向と背景も変更できる。筆者は自由に本の背景色を変更できる読書アプリが本当に好きだ。深夜に読書しているとき、純白の背景色は目に辛いこともあり、夜の読書向けに背景色を変更できるのはありがたい。
Koboで購入した書籍はCloud Readerに追加され、新刊をチェックするのに無料サンプルを入手することもできる。サンプルは現在、第1章の1ページに限定されているので、どんな本なのかはっきりと判断することはできないだろう。書籍購入を決めたら、クーポンコードを入力する場所がある。Koboは結果的にほとんどの書籍が数ドル以下で入手可能になる大量のディスカウント用コードを提供することで有名だ。
こちらからKobo Cloud Readerをチェックしてみよう。
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