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杏林舍、学術専門電子書籍サービス「KaLib」を正式リリース
杏林舍は、学術研究者や医療従事者などが対象となる学術専門の電子書籍サービス「KaLib」をiPad端末向けに正式スタート。
杏林舍は、学術専門の電子書籍サービス「KaLib」を正式スタートした。
KaLibは、学術研究者や医療従事者などが対象の学術書を専門に扱う電子書籍販売サイト。ファイル形式はEPUBを採用し、無料の専用ビューワ「KaLibリーダー」は、学術論文が読みやすくなるよう十字スクロールという独自のページめくり機能のほか、同じ書籍があれば他の端末で記録したハイライトやメモがページ単位で共有できる機能を搭載。そのほか文字サイズの調整、ハイライト、しおり、十字スクロールといった機能を備えている。
取り扱いジャンルは、学協会の学術ジャーナル、学協会のガイドライン、学協会のセミナーや講習会の教材、学協会の用語集、市販専門書籍、自費出版など。一部コンテンツは学協会の会員でなければ購入・ダウンロード不可のものがある。
同社ではまず、日本肺癌学会の会員に配布する学術ジャーナルを提供開始。なお、現在の対応端末はiPadおよびiPad2だが、近日中にiPhone3GS/4/4S、第3〜第4世代 iPodTouchにも対応予定としている。対応環境はiOS4またはiOS5。
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