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W3CのVibration APIが勧告候補に、電子書籍での活用にも期待
W3 Consortiumが規格策定中の「Vibration API」規格が勧告候補に昇格した。W3C勧告となれば、スマートフォンなどのデバイスのバイブレーション機能を利用したコンテンツ作りが盛んになるかもしれない。
W3 Consortiumが規格策定中の「Vibration API」。デバイスが提供するバイブレーション機能を利用するための同APIが今月初め、勧告候補(Candidate Recommendation)に昇格した。大きな問題がなければ勧告案(Proposed Recommendation)を経てW3C勧告となる。
ケータイコミックではバイブレーション機能と連動するものも珍しくなかったが、スマートフォンなどで読む昨今の電子書籍にこうした機能はほとんど見られない。Vibration APIがW3C勧告となればバイブレーション機能を組み込んだWebサイトやEPUBも登場するとみられる。
電子書籍業界のニュースを主に扱うhon.jpでは、英文テキストをモールス信号振動に変換するサンプルコードとともにVibration APIのユースケースを紹介した「smartjava.org」のエントリを引用。点字などを含めた符号系コミュニケーションにも応用できるとしている。
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