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Project Gutenberg、電子書籍の無料投稿サービス「Project Gutenberg Self Publishing」をオープン
著作権が切れた著作物を電子化して提供しているProject Gutenbergが個人制作の電子書籍を無料投稿できるサービスを開始した。
米国の著作権切れ有名著作デジタル化プロジェクト「Project Gutenberg」は7月9日(現地時間)、個人が自分の電子書籍を無料投稿できる「Project Gutenberg Self Publishing」サービスを開始した。
Project Gutenbergは昨年他界した故マイケル・ハート氏が1971年、当時まだイリノイ大学の学生だった時に大学保有のXerox製メインフレーム上で著作権切れ有名著作のデジタル図書館を作ろうと立ち上げたプロジェクト。ハート氏自ら米国憲法の独立宣言書「Declaration of Independence」をタイプ入力し、それが全米の計算機ネットワークに広がっていったのが電子書籍の始まりと言われている。
Project Gutenbergでは、今回の新サービス開始を契機に、無料電子書籍の執筆活動を啓蒙する総合ポータルサイトとして運営していく考え。
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著作権が切れた著作物を電子化して提供しているProject Gutenbergは、同プロジェクトで電子化した著作権切れ書籍が3万冊に達したことを明かした。
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