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Amazon、インドでKindleシリーズを販売開始:個人出版サービスも同時スタート
Amazon.comがインド国内でKindleを販売開始。インド版Kindle Store、個人電子書籍出版サービス「Kindle Direct Publishing」も同時スタート。
現地報道によると、米Amazon.comは8月22日、インド国内で電子書籍端末「Kindle」シリーズを販売開始した。
記事によると、ハードウェアは現地の家電量販チェーン大手「Croma」の店頭でも販売され、インド版Kindle Storeサイトもすでにオープン。スタート当初の作品の大半は英語作品だが、個人電子書籍出版サービス「Kindle Direct Publishing」も同時スタートしており、ヒンディ語・デーヴァナーガリー語・ベンガル語などの表示にもある程度対応しているため、個人作家作費を中心に現地作品を今後増やしていきたい模様だ。
なお、インドでの英語書籍出版はもともと、英・米両国の大手出版社で現在も慣習として残っているカルテル協定(The British Publishers' Traditional Market Agreement)により、英国資本が牛耳っていたが、そこに米国資本のAmazonが参入したことで、様相が一変しそうだ。
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