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楽天の電子書籍サービス「Raboo」が終了へ
楽天の電子書籍サービス「Raboo」が3月31日に終了。サービス終了後は作品のダウンロードができなくなり、端末から削除してしまうと作品が読めなくなる。ユーザーにはポイント贈呈などの施策を展開する。
楽天は9月26日、電子書籍サービス「Raboo」を2013年3月31日に終了すると発表した。サービス終了後も購入作品は端末で読めるが、作品のダウンロードはできなくなるため、削除してしまうと読めなくなる。コンテンツの販売は1月22日に終了する。
サービス終了にともない、既存ユーザーに対して購入金額10%相当の楽天スーパーポイントを贈呈するなどの施策を展開。また、「koboサービス移行支援プログラム」として、(1)Rabooでの購入金額40%相当の楽天スーパーポイント、(2)kobo Touchの3000円割引クーポンの提供も実施する。支援プログラムの詳細については、メールや告知ページで今後知らせるとしている。
Rabooは2011年8月に始まった電子書籍サービスで、購入した作品はパナソニック製「UT-PB1」やソニーの「Reader」で読めた。サービス終了後もUT-PB1は紀伊國屋書店BookWebPlus、BookLive!、eBookJapanといった同端末対応書店の端末として利用できるほか、ReaderもReader Storeの端末として利用できる。
楽天の三木谷浩史社長はKoboとRabooの電子書籍サービスを統合する予定と話していた。
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