早川書房は、2012年10月新刊から刊行翌月の電子配信を開始すると発表した。
同社はこれまで、グイン・サーガ・シリーズ、アガサ・クリスティー文庫、ハヤカワSF・ミステリebookセレクションなどを順を追って電子化してきたが、より電子書籍化を推進、著作権者の承諾が得られた新刊作品については、刊行翌月に電子書籍で配信することを決めた。主要な電子書店で取り扱う。
11月配信は、全世界で最速4000万部突破の話題作『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』、〈老人と宇宙〉シリーズのジョン・スコルジーによる宇宙活劇『アンドロイドの夢の羊』、ベン・アフレック監督・主演で大型映画化されるノンフィクション原作『アルゴ』、第二回アガサ・クリスティー賞受賞作『カンパニュラの銀翼』など。
同社では2013年末には1000点を電子化するとしており、また、2014年からはすべての新刊の電子配信を可能にする態勢を整えるとしている。
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