ニュース
ドイツでも全人口における電子書籍ユーザー比率が11%に上昇:電子機器業界団体Bitkomがアンケート調査
ドイツ国内の電子書籍ユーザーは約800万人という調査結果が発表された。
ドイツのIT・電子機器の業界団体Bundesverband Informationswirtschaft, Telekommunikation und neue Medien(Bitkom)は10月9日(現地時間)、今週フランクフルト市内で開催されている「Frankfurt Bookfair」に合わせて同国の電子書籍市場に関するアンケート調査結果を発表した。
アンケート調査は14歳以上のドイツ人1000名に対して行なわれたもの。結果によると、現在ドイツ国内の電子書籍ユーザーは約800万人で、全人口の約11%。大半のユーザーはタブレット機やスマートフォンの普及によってもたらされたユーザーで、2年前の調査時の約290万人と比べて急増しているとのこと。
Bitkomによると、最も注目されたのは地域別格差で、旧・西ドイツ側:東ドイツ側に分けると、12%:8%と大きな差があることが判明したという。
関連記事
- 電子書籍ストア、業界人には「紀伊國屋書店BookWebPlus」が人気
インプレスR&Dが、電子書籍ストアの利用率調査を、電子出版業界向けEPUBマガジン「OnDeck weekly」の読者に対して実施。最も利用されていたのは「紀伊國屋書店BookWebPlus」。一方で、日本未上陸の「Kindle」への期待も相当に高い。 - 電子書籍ストアの利用経験率、koboのストアがApp Storeに次いで2位に
カカクコムが電子書籍に関するアンケート調査を実施。書籍をダウンロードしたことがあるストアとしてkoboのストアがApp Storeに次いで2位に入った。 - AAP/BISGが書籍市場統計レポートを発行、2011年度の米国電子書籍売上高は1580億円以上
米国の出版社業界団体AAPと調査団体BISGが発行している米書籍業界レポート「BookStats」2012年版によると、米出版業界の2011年通期の電子書籍売上高は20億ドル(約1580億円)を突破しているようだ。
関連リンク
Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.