こんなに違う――iPad miniで主要電子書店のビューワを比較:文字編(2/3 ページ)
ビューワよければすべてよし――とまではいわないものの、電子書籍の読書体験を語る上でビューワのできは重要な要素。Androidでのビューワ比較が好評だったため、iOS(iPad mini)でも主要な電子書店のビューワの違いを徹底比較してみた。
紀伊國屋書店 Kinoppy
電子書店「紀伊國屋書店BookWebPlus」のiOSアプリ「紀伊國屋書店 Kinoppy」。本稿執筆時点のバージョンは2012年11月1日更新の1.3.1。紀伊國屋書店BookWebPlusの詳細なレビューは『電子書店完全ガイド――紀伊國屋書店BookWebPlus』だ。
Kinoppyでは、フォントサイズ・余白の調整と、文字色と背景色の変更、縦書き/横書きの変更、カバー枠と木目の表示オン/オフ、ページめくりのアニメーション表示の切り替え、画面の明るさ調整などができる。ピンチイン・ピンチアウトで縮小・拡大し、手を離すと自動的にリフローする。フォントは豊富に用意され、デフォルトがヒラギノ明朝 ProN W3、ヒラギノ明朝 ProN W6、ヒラギノ角ゴ ProN W3、ヒラギノ角ゴ ProN W6が選択可能。游明朝Pr6N M(標準フォント)、IPAex明朝、IPAexゴシックもダウンロードすること選択できる。
「游明朝Pr6N M(標準フォント)」での表示サンプル
「ヒラギノ明朝 ProN W3」での表示サンプル
「ヒラギノ明朝 ProN W6」での表示サンプル
「ヒラギノ角ゴ ProN W3」での表示サンプル
「ヒラギノ角ゴ ProN W6」での表示サンプル
「IPAex明朝」での表示サンプル
「IPAexゴシック」での表示サンプル
電子書籍 GALAPAGOS
シャープの電子書店「GALAPAGOS STORE」のiOSアプリ「電子書籍 GALAPAGOS」。本稿執筆時点のバージョンは2012年12月5日更新の1.1.0。電子書店の詳細なレビューは『電子書店完全ガイド――GALAPAGOS STORE』だ。
電子書籍 GALAPAGOSでは、フォントサイズの調整と、文字色と背景色の変更、ルビ表示のオン/オフ、段組表示のオン/オフ、縦書き/横書きの変更、ページめくりのアニメーション表示の切り替え、画面の明るさ調整などが可能。ピンチイン・ピンチアウトで縮小・拡大し、指を離すと自動的にリフローする。フォントの種類はゴシックと明朝(ライセンス情報によるとIPAフォント)が選べる。
「ゴシック」での表示サンプル
「明朝」での表示サンプル
Kindle
Amazonの電子書店「Kindleストア」のiOSアプリ「Kindle」。本稿執筆時点のバージョンは2012年12月4日更新の3.5。電子書店の詳細なレビューは『電子書店完全ガイド――Kindleストア』で確認してほしい。
Kindleでは、フォントサイズ・余白の調整と、文字色と背景色の変更、ページめくりのアニメーション表示オン/オフ切り替え、画面の明るさ調整などができる。フォントの種類は、IPAex明朝をベースにしたと思われるオリジナルフォントで、変更はできない。
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