Overdrive、Wii Uを利用してHTML5ベースの読書アプリをデモ
任天堂のWii Uに搭載されているブラウザはHTML5への対応度合いが素晴らしい。OverdriveはHTML5ベースの読書アプリを提供し、電子書籍のタッチポイントを広げようとしている。
Overdriveは若年層の図書館利用者を増やすため、革新的な方法で電子書籍を借りられるようにしようとしている。
世界最大のコンテンツ流通プラットフォームで有名な同社は、ワシントン州シアトルで開催されたAmerican Library Association Mid-Winter Conferenceの会場で、Overdrive Read HTML5プラットフォームをGood e-Reader向けに披露してくれた。
任天堂のWii Uは画面のついたコントローラー(タブレットと呼んでもよいかもしれない)「Wii U GamePad」を特色とする最新世代のゲーム機だ。Wii Uの優れた点の1つは、搭載されているブラウザのHTML5対応が素晴らしいことだ。Wii Uタブレット上で電子書籍を読んだり、より大画面のテレビ画面上にあらゆるコンテンツを映したりできる。
Overdriveが利用するHTML5ベースの読書アプリはもともとオーストラリア拠点のBook.ishが開発したもの。昨年Overdriveは同社を買収している。このプラットフォームは現在幅広く展開されており、利用者はHTML5に準拠するあらゆるWebブラウザを利用して書籍を借り、読むことができる。
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