Kobo Writing Life、予約注文機能を導入
日本ではまだサービスインしていないが、Koboの自主出版プラットフォーム「Kobo Writing Life」に予約注文を受け付ける機能が追加された。
昨年、Koboは将来性のある独立系自主出版プラットフォーム「Writing Life」を公開し(日本では正式公開されていない)、H.P.マロリー、ケヴィン・アンダーソンといった多くの著名な著者を魅了している。
つい先日、同社は電子書籍の予約注文を受け付ける機能を導入した。公式発売日前に発売タイトルを宣伝する上で多様性が加わることになる。
この予約注文機能では、著者が作品をアップロードする際、そのリリース日に関して2つのオプションが提供される。著者の出版準備が整っていて、予約注文を受け付けしたければ、(Koboがそうしていたように)発売日までそれを伏せておくか、あるいは予約注文を受け付けるかを選べるので、すぐに販売を開始でき、期待感をあおることもできる。
自主出版・著者渉外担当部長のマーク・ルフェーブル氏はGood e-Readerに対して「自主出版と独立系著者が確実に予約注文機能を利用できるようにしたかったのですが、それを強いるものではありません。よって、選択肢を提供しています。著者が導入したいマーケティング上の予約注文戦略を決定する自由は著者に委ねておくことが重要です」と語った。
正直、これはKoboの抜け目のないやり方だと思う。自主出版システムで予約注文させる機能を実装する電子書籍出版企業は少ない。これはより多くの国々で作品を販売したい著者にとって大きな競争上の利点になるはずだ。
関連記事
- Kobo Writing Lifeの著者取り分、期間限定で10%アップ
Koboの自主出版プログラム「Kobo Writing Life」が期間限定で料率を変更。著者の取り分を増やすことでプラットフォームの支持を高める考えだ。 - ポルノ禁止:楽天グループの加Kobo、個人作家向け電子書籍出版サービス「Kobo Writing Life」を公開
楽天グループの電子書籍サービス事業者であるカナダのKoboは、個人作家向けの電子書籍出版サービス「Kobo Writing Life」を公開した。将来的には日本語原稿にも対応することがガイドに書かれている。 - 販売ルートは自由:楽天グループの加Kobo、個人作家向け電子書籍出版サービス「Kobo Writing Life」を発表
楽天が昨年買収したカナダのKoboが、個人作家向けの電子書籍出版サービスを発表した。
関連リンク
Copyright© 2015 Good E-Reader. All rights reserved.
(翻訳責任について)
この記事はGood E-Readerとの合意の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。