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Barnes & Noble、個人出版サービス「NOOK Press」発表
Barnes & Nobleの子会社NOOK Mediaが個人出版サービス「NOOK Press」を発表。カスタマーサポートに当たる「Live Chat」機能などが注目される。
米書店チェーン最大手Barnes & Nobleの子会社NOOK Mediaは4月9日(現地時間)、個人出版サービス「NOOK Press」を発表した。米国在住者が利用可能。
NOOK Pressは、Barnes & Nobleが2010年10月に公開した個人出版プラットフォーム「PubIt!」をベースに、同種のプラットフォームを提供している米FastPencil協力の下、オンラインエディタなどサービスのブラッシュアップを図ったもの。今後、共同編集機能の提供も予定されている。EPUB 2でのパブリッシュが想定されており、ビデオの埋め込みなどインタラクティブな要素はサポートされていない。
制作した作品は米国、英国で販売でき、同社のレンタルサービス「Lend Me」(Amazon kindleでいうKDPセレクト)にも並べられる。DRMの有無は著者が選択可能。価格は0.99〜199.99ドルの範囲で設定でき、販売価格を2.99〜9.99ドルに設定した場合の著者ロイヤリティーは65%、2.98ドル以下または10.00ドル以上の場合は40%となる。
特徴的なのは、カスタマーサポートに当たる「Live Chat」機能が用意されている点。制作で不明な点はここでサポートを受けられる。
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