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米大手新聞各社、有料サイト購読者向けに自社の電子書籍をおまけとして提供
米国の大手新聞各社の中には自社の有料サイト購読者に対するサービス向上の一環として、自社発行の電子書籍を無料で提供する動きが起こっている。
米国の電子出版業界誌「EContent magazine」によると、大手新聞各社が有料サイト購読者に対するサービス向上の一環として、自社発行の電子書籍も無料購読させる動きが見られるとのこと。
記事によると、口火を切ったのはBoston Globe紙で、同社が電子書籍販売サイトなどで有料販売する作品を、1年前から同紙の有料版サイト上で無料ダウンロードできるようにしているとのこと。Los Angeles Times紙やNational Post紙など他紙も、すでに幾つか独自の電子書籍を発売しているが、独立部署化はしておらず、似たような本紙との販売ミックスの手法を模索開始しているという。
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定期購読を促進するために、タブレットなどのデバイスを有効活用しようとする新聞社は確実に増えてくるだろう。
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