ニュース
「今後、出版社の電子書籍制作は内制方式に移行するだろう」とZOO Digital
電子書籍ファイルの制作は外部に発注するのではなく、内製にするのが業界的なトレンドになりつつあるという。
Frankfurt Book Fair事務局が運営する米国向け出版業界ニュースサイト「Publishing Perspectives」に、米コンテンツ制作プラットフォーム会社の関係者による興味深い記事が寄稿されている。
寄稿したのは米ZOO Digitalのクリントン・ハント副社長で、6月に開催された「IDPF Digital Book 2013」カンファレンスに向け複数出版社からアンケートをとった内容に関するもの。ハント氏によると、現地出版社の41%は電子書籍ファイルの制作を外部業者に完全委託しているが、45%は内制方式に切り替え始めているとのこと。
ハント氏は、内製の方が品質・納期面で効率的であり、業界的なトレンドになりつつあるとしている。
関連記事
- ボーンデジタルから紙出版、その知られざる紆余曲折
紙の商業出版物では一度刊行が見送られ、その後達人出版会から電子書籍として発売されるやいなや、エンジニアを中心に大きな話題を読んだ「アプリケーションをつくる英語」。その反響を受けてインプレスジャパンから出版された同書から分かる出版業界の周辺事情を聞いた。
関連リンク
Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.