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電子書籍関連技術特許総合力ランキング調査結果
パテント・リザルトが日本に出願された電子書籍関連技術について特許分析ツールを用いて参入企業に関する調査をまとめ発表。半導体エネルギー研究所、シャープ、セイコーエプソンが1位から3位となった。
特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供などを行っているパテント・リザルトは8月26日、日本に出願された電子書籍関連技術について特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて参入企業に関する調査をまとめ、発表した。
対象は1993年から2013年6月末までに公開された電子書籍関連の特許群1815件で、公開、登録、公表、再公表のすべてが対象。登録と公開・公表・再公表が重複している場合には登録が優先されている。
それによると、1位が半導体エネルギー研究所、2位がシャープ、3位がセイコーエプソンとなった。
電子書籍分野における半導体エネルギー研究所の強みは表示パネルに関する技術で、注目の高いものとして「ページ切替時における紙媒体との違和感を低減するための技術」がある。
また、シャープは「電子書籍の著作権管理」に関する技術や「入力映像信号に応じてバックライト光源の発光輝度を変化させる技術」、セイコーエプソンでは「回転、拡大、縮小、スクロールなどの操作で使い勝手のよいインタフェースを持つ機器」などに注目度の高い特許が見られるとしている。
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