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英国王立盲人擁護協会、電子書籍の普及に高評価
英国王立盲人擁護協会が電子書籍のアクセシビリティに関するリポートを公開。電子書籍が視覚障害者にとって重要なメディアであることが明らかにされている。
英国の出版業界ニュースサイト「The Bookseller」によると、英RNIB(英国王立盲人擁護協会)が、電子書籍のアクセシビリティに関するリポートを公開したとのこと。
同リポートによると、2010年にベストセラー1000作品のうち目が不自由な人も読める作品はわずか45%だったものの、その後の電子書籍の普及で2012年には84%にまで向上。電子書籍を試算から外すと、その割合は0.23%にまで下がるため、電子書籍が視覚障害者にとってきわめて重要なメディアであることが明らかにされている。
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出版社が電子書籍の、メーカーがデバイスのアクセシビリティを高めなければ、障害を持つユーザーがその恩恵を享受できない。電子書籍のアクセシビリティはまだまだこれからだ。
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