ベネッセ、小中学生を対象にした電子書店をオープン
ベネッセが小中学生を対象にした電子書店「ブクフレ本」を開始。保護者も安心の機能や、読後の感想を共有できるSNSも提供する。
ベネッセコーポレーションは12月16日、小中学生向けのiPad電子書店アプリ「ブクフレ本」をリリースした。同時に、読書を通じてコミュニケーションできるSNS「ブクフレWeb」の提供も開始。
「ブクフレ本」は、小学校高学年から中学生を対象にした電子書店アプリ。アプリには保護者があらかじめ表示する本を選んでおいたり、子どもの購入リクエストを保護者が確認・承認の上購入できる「親子モード」の仕組みがあり、保護者にも安心の設計となっている。なお、同サービスはACCESSの電子出版ソリューション「PUBLUS」および電子書籍ビューワ「PUBLUS Reader」が採用されている。
購入した書籍はアプリ内の「マイ本だな」に保存される。アプリにはビューワ機能もあり、読書時の気持ちを登録できる「気持ちボタン」を搭載。ページをめくるタイミングで登録でき、記憶に残る読書ができる、としている。サービス開始時のタイトル数は、出版社4社から250タイトル。2014年度内には10社2000タイトルを目指すという。
同時にスタートする「ブクフレWeb」はSNS型のWebサービスで、読書の好みが近い友だちを見つけフォローできる「読みトモネットワーク」や「タイムライン」機能、書籍検索結果のジャンルや対象年齢を制限できる「親子モード」などを提供。「ブクフレ本」を利用していない人でも無料で利用できる。
なお、同サービスの電子出版ソリューションにはACCESSの「PUBLUS」が、電子書籍ビューワには「PUBLUS Reader」が採用されている。アプリ対応端末はiPadでOSはiOS 5.0以降。
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