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ドイツ書店チェーン最大手「Weltbild」が破産、有望な売却先が見つからず
「Weltbild」「Hugendubel」などドイツ語圏に450店舗を展開する書店チェーン最大手Verlagsgruppe Weltbildが破産申請手続き。
現地報道によると、ドイツ語圏の書店チェーン最大手Verlagsgruppe Weltbildが1月10日(現地時間)、経営再建のため地元裁判所に破産申請手続きを行なった模様。
同社は「Weltbild」「Hugendubel」という書店ブランドでドイツ語圏に450店舗を展開しており、Eコマース事業や出版社なども運営していた。ネット販売の普及や米Amazon.comのドイツ参入など出版業界の変化を受け、大株主であるドイツカトリック教会は数年前から売却先を探していたが、結局見つからず、昨年後半から資金繰り悪化に陥り、今回破産申請を選択したとのこと。
グループ従業員は約6000名以上で、今後管財人を通じ、各部門の売却など経営再建策を模索することになる。
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