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日本文学振興会が主催する第150回芥川/直木賞の選考委員会が1月16日開かれ、芥川賞に小山田浩子さんの『穴』(新潮9月号)、直木賞に朝井まかてさんの『恋歌(れんか)』(講談社)と姫野カオルコさんの『昭和の犬』(幻冬舎)が選出された。
芥川賞の小野田さんは1983年生まれ。2010年には『工場』で第42回新潮新人賞を受賞していた。
直木賞の朝井さんは2008年、『実さえ花さえ』で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞。歌人・中島歌子の生涯を描いた歴史小説『恋歌(れんか)』は、今回の直木賞のほか、本屋が選ぶ時代小説大賞2013も受賞している。
同じく直木賞の姫野さんは、1990年に『ひと呼んでミツコ』(講談社)でデビュー。これまで『受難』『ツ、イ、ラ、ク』『ハルカ・エイティ』『リアル・シンデレラ』といった作品が直木賞にノミネートされていたが、『昭和の犬』で初の直木賞受賞となった。同作は、昭和の時代を犬たちと関わりながらしっかりと生きた主人公を描いた作品。
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