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「eBookJapan」を徹底解剖する電子書店完全ガイド2013(5/5 ページ)

eBook USERがお届けする国内の主要な電子書店の徹底レビュー。そう、これは“書店のレビュー”だ。完全ガイド2013年度版の第7回目は「eBookJapan」を紹介する。

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購入した本はどうやって保管されるか?

 端末へダウンロードした電子書籍にはDRMが掛かっていますので、バックアップコピーや移動はできません。その代わりにトランクルームで保管するという形になっています。基本的には購入と同時にトランクルームへ入れるか端末へダウンロードするかを選ぶ形になっており、再ダウンロード期限はありません。

 ただ、データをダウンロードしたまま端末を売却、譲渡、廃棄(機種変更も)、紛失、盗難されてしまった場合はサポート外になるので注意しましょう。この辺りの規約は以前から変わっていません。

 事業の存続性という観点では、2000年の創業以来ずっと電子書店1本でやってきて、昨年10月には東証一部上場(3658)まで果たしている企業なので、比較的信頼性は高いと言っていいでしょう。

評点:☆3.5

総括

 コミックという強みを持った上で、一般書籍・雑誌のラインアップも拡充し、見事に「総合書店」化を果たしました。コミック・雑誌は大きい画面で見られるブラウザ楽読みとの相性がよく、従来の強みを更に強化しています。

 ユーザーが手作業でアップロード・ダウンロードをしなければならないトランクルームに関しても、アップロード忘れをしても他の端末からダウンロード可能な形になったことで、大きな不満はなくなりました。

 次に望む点としては、他の電子書店との本棚連携や、紙の本のメタデータ、モバイル端末での付箋やマーカーといった機能、辞書・本文検索機能、ソーシャル連携など、さらなる利便性向上というところを挙げさせて頂きます。

赤が前回の評点、青が今回の評点
赤が前回の評点、青が今回の評点

著者プロフィール:鷹野 凌

鷹野 凌

 フリーライター。「日本独立作家同盟」呼びかけ人。ITmedia eBook USER、ダ・ヴィンチ電子ナビ、INTERNET Watch、マガジン航などに寄稿。ブログ「見て歩く者」で、電子出版、ソーシャルメディア、著作権などの分野について執筆。自己出版で『これもうきっとGoogle+ガイドブック』を1〜3巻まで配信中。

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