ニュース
Amazon出版部門の新人作家発掘法が明らかに、Kindle読者の閲覧データ分析を元に有望な個人作家を一本釣り
indleユーザーの閲覧スピードやレビュー評価を元に有望な個人作家を絞り出し、編集者が紙書籍として販売するかどうか最終選定するワークフローを採用しているという。
米国の科学ニュースポータル「Phys.org」が、米Amazon.comの出版子会社Amazon Publishingについて面白い記事を書いている。
IT関係者から見ると、Amazonが出版業に参入するのは不思議に思えるが、記事によると、これも同社のビッグデータ応用実験の1つとのこと。Amazon Publishingでは、作品ごとにKindleユーザーの閲覧スピードやレビュー評価を元に有望な個人作家を絞り出し、編集者が紙書籍として販売するかどうか最終選定するワークフローを採用しているという。
実際、2年前に一大ブームとなった『Fifty Shades of Grey』も、Amazonのシステムはその存在をいち早く感知し作家のE・L・ジェームス氏にオファーをかけたが、結局Random Houseに競り負けたとのこと。
関連記事
- スタートアップ企業、電子書籍読書データのトラッキングに集中
読者が電子書籍をどのように読んでいるかというデータは、今後さらに活用が進みそうだ。 - 電子書籍の未来はソーシャルリーディングにあるか?
ソーシャルリーディング――読書という孤独な作業に彩りを添えるこの機能は電子書籍の魅力として喧伝されたが、実際のところはどうなのだろう。
関連リンク
Copyright 2015 hon.jp, Inc. All Rights Reserved.