ニュース
DNPオリジナル書体「秀英体」、その開発過程を学べるiOS向けアプリリリース
大日本印刷がオリジナル書体「秀英体」の開発過程を記録したiOS向けアプリ型電子書籍を発売した。
大日本印刷(DNP)は2月28日、オリジナル書体「秀英体」の開発過程を記録したiOS向けアプリ型電子書籍『一〇〇年目の書体づくり−「秀英体 平成の大改刻」の記録』をリリースした。
秀英体は、明治時代からDNPが開発を続けているオリジナル書体で、美しく読みやすいとして、高い評価を得てきた。同社創業130年を記念した、リニューアルプロジェクト「平成の大改刻」は2005年に開始され、その記録をまとめた同書は2013年10月、紙版と電子版で刊行された。
同書アプリ版は、泡のように項目が動くことで、秀英体や世界のフォントの歴史を楽しく学べる年表コンテンツや、秀英体関連画像が一目で探せる画像一覧を新たに収録している。
アプリ内コンテンツ「第一章 秀英明朝」と「デザイナー・インタビュー」は無料で閲覧可能。続きの「第二章 秀英初号明朝」や「秀英体の一〇〇年」などはアプリ内で購入。ただし、3月31日までの期間限定で、すべてのコンテンツを無料で利用できるキャンペーンを実施している。
対応OSはiOS 6.0以降。対応端末はiPhone/iPad/iPod touch。
関連記事
- 徹底したこだわりの表現を可能に ジャストが「一太郎2014 徹」発表
ジャストシステムが「一太郎」「ATOK」の最新バージョンを発表。「一太郎2014 徹」ではIVS対応が図られ、異体字を含めたさまざまな文字を扱えるようになった。 - 日本の大手印刷会社3社、Creative Cloudでの入稿・出力に対応
共同印刷、大日本印刷、凸版印刷がCreative Cloudでの入稿・出力に対応 - 「タブレットでの読書をもっと気持ちよく」――“電子出版用”新フォント、凸版印刷60年ぶりの挑戦
凸版印刷が開発する、電子コンテンツの閲覧に特化した新日本語フォントの第1弾がこの秋リリースされる。急速に電子化が進む中、活版印刷時代から出版文化を支え続ける印刷会社ならではのこだわりとは。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.