フィンランドの老舗コーヒーメーカーPauligが発表したタンブラー「Muki」がちょっとした話題になっています。
同社が開発中の「Muki」は、どこにでもある普通のタンブラーのようですが、側面には電子書籍専用端末などでも使われている電子ペーパーを備えており、タンブラー内の液体の熱を電力に換えて動作させるというもの。Bluetooth経由でスマートフォンなどとペアリングすれば、アプリ経由で画像などを表示させるディスプレイとなります。詳しくは以下の動画もどうぞ。
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タンブラー内の液体が持つ熱量に依存、平たく言えばぬるくなってしまうと電力が維持できなくなる構造ながら、少ない電力で動作する電子ペーパーの特性を生かした面白い製品です。Pauligはβテストを8月から開始し、2015年の製品出荷を目指しています。
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