日本推理作家協会は5月12日、第60回江戸川乱歩賞の受賞作品を決定した。受賞したのは下村敦史さんの『無縁の常闇に嘘は香る』。
同賞は1954年に、日本推理作家協会が江戸川乱歩氏の寄付を基に設立された文学賞。過去には、西村京太郎さんの『天使の傷痕』(第11回)、東野圭吾さんの『放課後』(第31回)、池井戸潤さんの『果つる底なき』(第44回)などが受賞している。
下村さんには、正賞として江戸川乱歩像、副賞として賞金1000万円が贈られる。贈呈式は9月5日に帝国ホテルで行われる予定。
関連記事
- 今、大学生に読んでほしい本はこれだ 2014大学読書人大賞が決定
- 自費出版から展覧会まで――第43回日本漫画家協会賞の受賞作品が決定
- 第38回講談社漫画賞が決定、一般部門に『昭和元禄落語心中』
一般部門に雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』、少年部門に勝木光さんの『ベイビーステップ』、少女部門にタアモさんの『たいようのいえ』、児童部門に小西紀行さんの『妖怪ウォッチ』が選ばれた。 - 第57回群像新人文学賞、小説部門・評論部門の受賞作が決定
小説部門の当選作に横山悠太さんの『吾輩ハ猫ニナル。』、評論部門の優秀作に坂口周さんの『運動する写生――映画の時代の子規』と矢野利裕さんの『自分ならざる者を精一杯に生きる――町田康論』が選ばれた。 - 第6回GA文庫大賞、優秀賞4作品が決定
SBクリエイティブ主催の第6回GA文庫大賞の選考会が行われ、奨励賞8作品の中から優秀賞4作品が選ばれた。 - 「ビジネス書大賞2014」決定――大賞は『統計学が最強の学問である』『経営戦略全史』
第5回目となるビジネス書アワード「ビジネス書大賞2014」が決定。大賞には『統計学が最強の学問である』と『経営戦略全史』の2作品が選ばれた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.